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中国に流れるVCマネー [ベンチャー投資]

中国に流れるマネーが止まらない。
不動産投資のお金ではない。ベンチャー企業に投資するVCマネーだ。

米国のVC業界誌が報じたところでは、米国系の一流VCがこぞって中国に投資するVCファンドを集めているという。ざっと数えると、約30ファンド、50億ドル弱もある。数字が非公開となっている分もかなりあるので、実際にはさらに数億ドルぐらい上乗せされそうな様子だ。最近は円安なので1ドル=120円としてこの数字を換算すると、50億ドルは6千億円になる。この金額を3年間で投資すると仮定して、1年あたり約2千億円の資金が中国国内のベンチャー企業投資に振り向けられることとなる。
まだ資金を募集している段階なので実際にこれだけの資金が集まるかどうかはわからないが、中国VC市場がウン千億円規模にまで一気に成長しつつあることは確かなようだ。

ちなみに、アメリカで1年間に投資されるVCマネーの総額は約2兆円、IPO景気に沸く日本ですら年間2千億円ぐらいと聞いている。VC投資マネーに関する限り、中国は日本を射程内に捕らえつつあるようだ。

この巨額マネー、最終的にはいったいどこへ行くのでしょう?


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コメント 1

Hiroshi

たまたま友人と話していたらこの話題になったのですが、中国の場合セコイアなど、VCとしての一流どころがファンド組成してるところに特徴がありますよね。

翻って日本のベンチャーブーム期には、フィデリティーなど投資銀行系など、VCっぽくないところが進出してきて、すぐに撤退してしまいました。

やはり、北米での中華系ベンチャー成功者のコネクションが作用しているおもうのですが、日本はおいてけぼりを食らうばかりですね。

バブルによる撤退リスクもありますが、もしかしたら北米、イスラエル、インドに次ぐベンチャービジネスが活発なマーケットになるのかもしれませんね。
by Hiroshi (2005-12-09 14:45) 

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